【ブログ】ふくしまの復興と原発ゼロをめざす大運動推進ニュース

2016年11月13日に福島市で開催された「国と東京電力は責任を果たせ!『11・13ふくしま集会』」で提起された「ふくしまの復興と原発ゼロをめざす大運動」にとりくむ『ふくしま復興共同センター』のブログです

『11・13ふくしま集会』の記事が掲載されました③

 しんぶん「赤旗」11月15日付に『11・13ふくしま集会』の記事が掲載されました。 

(しんぶん「赤旗」11月15日付12面より)

 福島市で13日に開かれた「国と東京電力は責任を果たせ! ふくしま集会」で、ふくしま復興共同センターの斎藤富春(よしはる)代表委員が行った主催者あいさつ・基調報告と、福島県浪江町の馬場有町長による特別報告の要旨を紹介します。

 国と東京電力は責任を果たせ!ふくしま集会 2氏の報告

福島切り捨て転換

ふくしま復興共同センター代表委員 斎藤富春さん

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 東日本大震災福島原発事故から5年8ヶ月が経過しました。現在も8万人を超える県民が県内外への避難を余儀なくされ、震災・原発事故関連死は直接死の1.3倍となる2096人となり増え続けています。

 業者への営業損害賠償の切り捨てが始まり自主避難者への住宅の無償提供も打ち切られようとしています。

 原発事故の収束、汚染水、廃炉、県民の健康管理など多くの困難がある中、安倍政権は、原発の再稼働や輸出のために福島原発事故を終わったことにしようとしています。

 原発の再稼働反対が57%という最近の世論調査や鹿児島、新潟の知事選の結果などに再稼働や福島切り捨て政治を変えていく展望があります。国と東電の責任を明確にして、福島県原発の全基廃炉、すべての原発の再稼働反対などを求める100万人署名を軸に、原発再稼働と福島切り捨て政治の転換のたたかいを全国ですすめましょう。

 

風化させてはだめ

浪江町長 馬場 有さん

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 浪江町民は福島県内に1万4600人、県外44都道府県に6400人避難して5年8カ月が経過しました。

 原発事故がもたらしたのは何だったか。広域分散避難で、家族、友人、隣近所の関係が壊され、学校も生業(なりわい)までも崩壊しました。日常生活も地域社会もこわされたのです。全国各地で講演すると、「浪江町のようになってしまったらだめだよね」と言われ、再稼働反対の強いメッセージをいただきます。福島の原発事故を決して風化させてはなりません。

 創立90周年の伝統ある浪江高校が来年は休校します。震災当時、約1800人いた浪江町の小中学生が全国各地の660校に転校せざるを得なくなりました。この原因をつくった東京電力が、なぜ新潟県柏崎刈羽原発を再稼働するというのでしょうか。

 みなさん、原発再稼働はあり得ません。日本から原発をなくしていきましょう。私も元気な限り、日本に世界に発信していきます。